皆さんはベルトはどういったものをお使いでしょうか。
私はベルト自体をしない日もあるのですが、ベルトをする際にはメッシュベルトを気に入ってよく使っています。
メッシュベルトはデザイン性も高く、細かいサイズ調整も容易なので重宝しています。選び方を間違えなければ、ビジネスにもカジュアルにも使える汎用性の高さも魅力です。
今回は、ビジネスにもカジュアルにも使える【メッシュベルト】の特徴と選び方をご紹介します。
【メッシュベルト】の特徴とは
メッシュベルトとは、レザーやコットン、レーヨン、ゴム素材などを編みこんで作られたベルトで、伸縮性に富み、通常の穴の開いたベルトと違い好きな位置でピン止めできるので、サイズ調整が容易なことが特徴のベルトです。
伸縮性があるので、屈んだりした時にも窮屈にならずに済みますし、体型が変わって少しお腹が出てきた時にもピン止めの位置を変えて調整できるので、新しくベルトを買い換えずに済むので経済的です。
上の画像に写っているベルトは、左がレーヨン・ゴム素材、中がスムースレザー(表革)素材、右がスエード(裏革)素材で出来ています。
ビジネスでの選び方
カジュアル感のあるメッシュベルトですが、レザー素材を使い細く編みこまれたもので、色はブラックやダークブラウンを選ぶとビジネスシーンでも問題なくお使いいただけます。
コットン素材や複数の色を編み込んだベルトは、かなりカジュアルな印象なのでビジネスには不向きです。
メッシュベルトをビジネスで使う際は、スーツスタイルよりもジャケット+パンツのいわゆるジャケパンスタイルに合わせると、メッシュベルトのカジュアル感とバランス良く馴染みます。ただ、フォーマルなシーンには不向きなベルトですので、使用するのは避けましょう。
夏場にクールビズなどで、ジャケットを脱いで軽装になった際やノーネクタイになった際には、メッシュ素材のベルトは軽く涼しげな印象で、着こなしの程良いアクセントになります。
こちらのベルトはANDERSON’S(アンダーソンズ)というイタリアブランドのレザーメッシュベルトです。
色はブラック、ベルト幅は約3cmでリングベルトのようにも見えるのが特徴です。
素材はスムースレザーで編み目も細めなので、ビジネス時のジャケパンスタイルに違和感なく馴染みます。ビジネス以外にも、きれいめなカジュアルスタイルにも使えるので便利です。
ビジネス用途の場合、ベルト幅が幅の広いもの(大体4cmを超えるもの)はカジュアル寄りなので避けたほうが無難です。幅は3~3.5cm程度で編み目が粗過ぎないベルトがおすすめです。
靴やバッグなどの小物と、ベルトの色や素材を合わせておくと、着こなしに統一感が生まれます。ビジネスの際には特に色合わせが重要です。
カジュアルでの選び方
メッシュベルトには編み目が粗目のもの、複数の色を編み込んでいるもの、レザー×コットンなど異素材を編み込んでいるものなど様々な種類のものがあります。
基本的にカジュアルで使う際にはどれを選んでも良いのですが、コーディネートで使う服や靴などとベルトの色を合わせておくと、着こなしがまとまりやすいのでおすすめです。
色数が多くなるとカジュアル要素が強くなるので、ベルトに使われている色は2~3色までに抑えた方が着こなしが子供っぽくならずに済みます。
こちらはSADDLER’S(サドラーズ)というイタリアのベルトメーカーのものです。
色はネイビーで、素材はスムースレザー(表革)ではなくスエード(裏革)を使っています。(スエードはスムースレザーよりもカジュアルな素材です)
ベルト幅は3.5cmで、上記でご紹介したANDERSON’S(アンダーソンズ)のベルトよりもやや幅広で、編み目も粗目です。起毛させたスエードの素材感も相まってややラフな印象のメッシュベルトです。
このベルトは、ジャケパンスタイルよりはジーンズなどを使ったカジュアルなコーディネート向きで、ジーンズのネイビーとも良く馴染みます。
カジュアルの場合、靴とベルトの素材や色を合わせる必要はありませんが、揃えておくと上級者感が出てお洒落です。
続いてこちらのベルトは、Dino Mattia(ディノマティア)というイタリアメーカーのゴムメッシュベルトです。
ブルーとアイボリーのラインが入った2色使いで、ネイビーのレザーが端部に使用されています。
このベルトもカジュアル向きで、爽やかな色合いで夏の着こなしに良く映えます。ゴムメッシュ素材のベルトはよく伸びて動きやすく、かつ蒸れにくいので夏場には最適です。
ネイビー~ブルー系統の色でコーディネートする際に、派手過ぎず程良いアクセントになります。
ゴムメッシュベルトは単色のものもあり、そちらの方がコーディネートしやすく、端部にレザーが使われていると高級感が出るのでおすすめです。
メッシュベルトの注意点
ここまでメッシュベルトの特徴と選び方をご紹介しましたが、注意していただきたい点があります。
それは色移りがしやすいという点です。
ゴムメッシュベルトの場合はほとんど問題ないのですが、レザーメッシュベルトの場合には注意が必要です。
レザーメッシュベルトは革を編み込む際に厚みを抑えるため、通常のベルトと違い裏張りをしていません。そのため汗や雨などで濡れた際には色移りをしていまいます。
ホワイトジーンズなど色の薄いボトムスの場合、腰周りに色が移ってしまうと目立ってしまいます。(ただ、ベルトをすると隠れてしまう部分なので、私は余り気にしませんが……)
対策として、AMEDAS(アメダス)などのレザー用防水スプレーを、ベルトの裏側に吹きかけてコーティングしておくと、ある程度色移りを防ぐことができるのでおすすめです。
おわりに
今回はビジネスにもカジュアルにも使える【メッシュベルト】の特徴と選び方をご紹介しました。
特にレザー素材のメッシュベルトは、流行り廃りもなく長期に渡って使用でき、ビジネス・カジュアル両方で使えるので便利です。
メッシュベルトには様々な種類がありますので、是非1本手に入れてみてはいかがでしょうか。